2020年 05月 04日
ベートーヴェン ピアノ協奏曲
ベートーヴェン生誕250年に合わせて、今年の新年早々、アンドラーシュ・シフのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会がNHKのEテレで放送されたましたね。
実際の演奏は昨年末に行われたものですが、ベートーヴェン・イヤーの幕開けにふさわしい大変素晴らしいものでした。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
私はシフこそ現代最も偉大な天才音楽家の一人だと思っています。
今回彼は、ピアノと指揮を一人で行う弾き振りで演奏しましたが、これはベートーヴェンの時代は普通に行われていたもので、ソリストの意思が完全に反映できるスタイルです。
今回シフの肝いりで編成された室内オーケストラ「アンドレア・バルカ」は、一人一人が皆優れた演奏家であり、シフの音楽への強烈なシンパシーによる一体感が、他では見られない至福のひとときを与えてくれました。
ステイ・ホームが求められる今、クラシック音楽ファンならば好みの放送をしっかりチェックして、じっくり楽しみたいですね。
by boscopiano
| 2020-05-04 08:58